よくある質問
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フリースクールは、子どもたちが自主的に興味や関心を持ったことを学び、成長できるような環境が提供される居場所です。
不登校の子どもや、従来の学校ではない環境を希望する子どもたちが主に利用します。
フリースクールでは、自主性や自己表現を重視し、様々な活動やプログラムが提供され、学校復帰へのサポートや、プロジェクト型学習など多様性なスクールが存在します。
- 02
全国の小中学校で2021年度に学校を30日以上欠席した不登校の児童生徒は24万4940人。不登校の内訳は、小学校が8万1498人(前年度比28.6%増)、中学校が16万3442人(同23.1%増)で、いずれも増加率は過去最高。特に中学生で急増しており、20人に1人が不登校で、過去最多。(※文部科学省)不登校は、けっして珍しいケースではなく、なにかきっかけがあれば誰にでも起こりうるものです。
また文部科学省は「不登校を問題行動と捉えてはならない」という通知を出すなど、「学校に通うだけがすべてじゃない」というスタンスを取っており、不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり、その行為を「問題行動」と判断してはならないとしています。
みんなと同じことが正規のルートだと思わず、様々な道があることを知っておけば、親子ともども、それだけでずいぶんと気持ちが軽くなります。じっくりと自分の将来を考えるチャンスだと思ってください。あわせて様々な選択肢を少し調べてみると、その先に、あなたが個性を生かしたり、あなたが能力を伸ばしたりできる、多様な可能性が広がっていることが感じられるはずです。
※参考URL:小・中学校の不登校、過去最多24万人超
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01510/
出典:不登校児童生徒への支援の在り方について(通知):文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1375981.htm
- 03
不登校やひきこもりの子どもにとって、社会とのつながりを感じられるかどうかは重要なことです。
子どもの場合、学校に行けない・行かないことで他人と接する機会が少なくなると、社会から取り残されたような感覚に陥りがちです。そうなると、ますます自分の殻に閉じこもってしまったり、ひきこもり状態が長引くことも考えられます。こうした悪循環を防ぐのに、フリースクールを利用するのは1つの手段と言えます。
フリースクールに登校することが、学校復帰や学習意欲に直結しない場合もありますが、自宅以外の場所で家族以外の人とつながっていられる環境は、社会との大事な接点になります。それは、目には見えにくい子どもの不安や焦り、心の負担をきっと和らげてくれるでしょう。
※参考URL:不登校サポートナビ
https://www.futoukou-navi.com/note/kyoikukikan/freeschool.html
- 04
子どもの自尊感情(自己肯定感)を育てることです。子どもにはその子なりの個性(性格や傾向性)がありますが、それが人に迷惑をかけるのでなければ最大限に尊重されなければなりません。周りの大人が、その子がその子らしく生きられるよう配慮することによって、自尊感情(自分が自分のままでいていいのだという自己肯定の気持)が育ちます。自尊感情が順調に育っている子は、自分に自信をもち、他の人と自分を比べて卑下したり、尊大になったりしません。このことは対人関係においてとても大切なことです。また学習面においても、自己肯定感はとてもポジティブな影響を与えます。
- 05
はい、大丈夫です。日本の法律では、義務教育を受ける権利が保障されていますが、その受け方については規定されていません。つまり、義務教育を受ける権利があるということは、通学以外の形で学ぶことも認められています。
2016年に普通教育機会確保法も制定され、休養の必要性、自宅やフリースクールなどの学校以外の場の重要性も明記され、フリースクールは選択肢の1つとして位置づけられています。
東村山おしゃら
フリースクール